【相談者概要】
相談企業のエリア | 岐阜県 |
業種 | 小売業・飲食業 |
従業員規模 | 100名程度 |
ジャンル | 任意整理による再生 |
【相談前の状況】
小売業と飲食業を営む会社からの相談でした。
売れ筋商品はあるものの、設備投資の借入が大きく返済の資金繰りが苦しい状況でした。
【ご提案内容・解決方法】
相談企業は、経費削減もぎりぎりまで行い、銀行にも利息のみの支払いで元本の返済を待ってもらっていました。弁護士に相談した時点で、経費削減はこれ以上無理なほど行っていましたし、売れ筋商品の利益だけでは借入を返済することは難しい状況でした。
そこで、売れ筋商品の販売ルートを変更し、店舗を持たなくてもできるように営業してもらいました。そして、店舗不動産の一部を売却した上で、銀行への返済額を圧縮しました。
返済額が圧縮されたことで、返済計画にも現実味が出てきたため、この時点で銀行と債務の一部免除の交渉を行いました。最終的には、債権者も再生計画を承認し、債務の一部免除をしてもらうことができました。
【弁護士の所感・解決のポイント】
再生不可能と思われた案件でしたが、相談企業の経営者や従業員が頑張ってくれたこともあり、店舗不動産が売却できたことが成功の鍵でした。知恵と人脈と行動力を駆使することで解決できることもあります。諦めずにご相談下さい。
Last Updated on 2月 20, 2024 by hayashi-corporatelaw