経営権争い

会社内の経営権をめぐる紛争はどう解決するのか

経営権争いについてお困りではありませんか

株主同士、あるいは取締役同士での意見対立、事業継承に伴う後継者問題、会社の合併や買収、株式の保有構成の変化などが理由となり、経営権をめぐる紛争が起こってしまうことがあります。

これらの問題は、法律や契約書に基づいて適切に対処する必要があります。しかし複雑な法的手続きや専門的な知識が必要とされるため、このような問題に直面すると、困惑される方も多いのではないでしょうか。

また、経営権問題は非上場の中小企業や中堅企業において発生することが多い問題でもあります。日々の業務を進める必要がある経営者にとって、このような問題に迅速に対処することは難しい場合も多いです。

しかし経営権争いは、企業・会社の将来や事業の存続にかかわる重要な問題であり、適切に解決しなければなりません。これは企業法務として、弁護士に依頼することで対処できる問題でもあります。

今回は、経営権争いの影響や経営権争いが起こった際の対応方法、弁護士が経営権問題に対してサポートできる内容について詳しく解説していきます。

 

経営権争いとは

 経営権争いや支配権問題という言葉は、会社を経営していれば一度は耳にすることのある言葉かと思われます。具体的にどのような事例があるのかをご紹介いたします。

 最も想像しやすい事例としては、事業承継に際して起こる後継者争いが挙げられます。後継者候補が複数いる場合に起こりやすい問題です。

上記の問題以外にも経営権争いの事例は様々です。例えば有力な株主同士の意見が対立し、株式総会等での意見がまとまらない、経営方針が定まらないなどの問題も経営権争いと言えます。また、組織全体の業績や財務状況の悪化をきっかけに経営権問題が発生することもあります。

 このような問題が起こってしまったとき、場合によっては反対勢力の排除のために取締役の解任などの強硬的な手段をとらざるを得ない場合も出てきます。しかしこのような措置は、一般的に厳格な法律手続を満たしていないと無効になってしまう場合も多く、手続きに不備があると一転してこちら側が不利になることも十分にあり得ます。

 経営権争いは事業承継以外にも起こりうる問題です。そのため、長く事業を続けていく、会社を安定して経営していくためには、対策を考えておくことが肝要になります。

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経営権争いに関連する影響

 経営権問題は会社の経営や企業の事業継続の観点において、様々な悪影響を及ぼしてしまいます。例としては、経営陣の入れ替わりにおる組織内の不安定化や業績の悪化、さらにはブランドイメージを損なってしまったり、資金調達が難しくなってしまったりすることもあります。これらの影響が、さらに顧客との関係の悪化や株主からの信頼喪失、株価の低下にもつながり、組織全体に悪影響を与えてしまいます。

 また、問題が大きくなり訴訟などに発展してしまった場合、一般に法的な手続に伴う費用が発生してしまうため、財務的にも影響が及ぼされると想定されます。

 これらの悪影響を回避するために、経営権争いが起こってしまった場合、速やかにかつ適切な対処をとり、問題を解決する必要があります。また、そもそも問題が起こらないためにきちんとした対策をとることも重要です。

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私たち弁護士ができること

 経営権に関する問題に直面した際に、当事務所では、今までの経験に基づき、経営権争いが起こってしまった状況を客観的に評価し、企業の利益を最大限にするために尽力いたします。また、経営権争いを解決するために必要な法的手続きの代行や、企業の代理人として交渉・調停の場に立ち、優位に交渉を進めます。例えば、法律手続が適切に行われなければ、対立陣営から直ちに取消や無効が主張されてしまいます。このように対立が先鋭化している場面ですので、極めて慎重な対応が求められますが、実際弁護士のフォローがなければ難しいものと思われます。

 また、もし訴訟に発展してしまった場合でも、証拠の収集や法的文書の作成、法廷での代理人としての出廷などを行い、企業にとって最善の結果となるようにサポートいたします。

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法律事務所に依頼するメリット

 では、当事務所に経営権争いに関するサポートを依頼するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

 当事務所では、経営権争いに関する専門的な知識と経験を活かし、企業にとって最良の結果を真摯に目指します。問題が大きくなり訴訟に発展したとしても、法廷においても企業の代理人として企業にとって優位に交渉をまとめ、問題を解決に導きます。

 また、問題が起こってからの対応ではなく、経営権問題に発展しないための予防策の制定や、リスク管理にも携わることで、長期的に安定した経営の実現をサポートすることができます。例えば、経営権の問題は、株主構成や取締役の構成を長期的な観点から少しずつ変えていく必要もあるところです。

 経営権問題に関して弁護士によるサポートを利用することは、企業の権益を守る上で大きな役割を果たします。問題解決のためには、企業法務の高い専門性を持つ弁護士に依頼することが、解決への一番の近道となります。経営権争いに直面した際には、企業法務専門の弁護士の助言とサポートを受けることで適切な解決策を見つけ、対処していきましょう。

 経営権に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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    Last Updated on 12月 11, 2023 by hayashi-corporatelaw